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【世界遺産検定】ラリベラの岩の聖堂群

ーーー前置きーーー

現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。

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■ラリベラの岩の聖堂群(エチオピア

 文化遺産、登録基準 (1)(2)(3)、登録年 1978年

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12世紀末、ザグウェ朝の時代に7代目の国王ラリベラが、このエチオピアの中心の街を『第2のエルサレム』にしよう!と言い出して、都としたそうな。

そもそも、今でこそエルサレムは、ユダヤ教キリスト教イスラム教の3宗教の聖地となっているが、キリスト教徒の『十字軍』が建国したので、キリスト教の聖地だったのだ。その辺の人たちはみんなエルサレムへ巡礼に行っていたってわけ。

しかし、1187年、イスラム教側のサラーフ・アッディーン(サラディン)率いる『アイユーブ朝軍』がエルサレムを奪い取ってしまった。この戦いを『ヒッティーンの戦い』と言いますが、詳しくは割愛。

そこで、巡礼に行けなくなってしまったので、第2のエルサレムを自分の近くに作ったというわけなのです。

それも、なぜか伝統的な教会建築方法ではなく、1枚岩を削って教会をくりぬいて作ると言う斬新な方法で・・・なぜ(笑)

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しかも、わずか20年ほどで11の岩窟聖堂を作らせたそうですから、とんだブラック王朝だよ。場所は、ヨルダン川を挟んで、北と南に5か所ずつ、更にちょっと離れたところに1か所あります。聖堂は、アクスム王国様式やビザンツ様式など様々なデザインで作られており、その素晴らしさから現在も世界遺産エチオピア正教の聖堂として保存されています。

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ちなみに、この世界遺産の入場料はとても高いです。日本円で6,000円以上するとか。エチオピアの物価から考えたら、ぼったくりすぎだろう!と思わなくもないですが、選択肢もないんで行ったら払いますけどね・・・

地震により、水回りがかなり被害を受けたことと、壁画や彫刻レリーフも崩れかけているとのことですから、近い将来危機遺産登録される可能性もありますね。