【世界遺産検定】ランス・オー・メドー国立歴史公園
ーーー前置きーーー
現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。
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■ランス・オー・メドー国立歴史公園(カナダ)
文化遺産、登録基準 (6)、登録年 1978年
この場所は、10世紀ごろヨーロッパからやってきたヴァイキングたちが暮らしていた住居跡があります。現在では、そのうち3か所の建物が修復されて残っており、ノルウェーの歴史学者によると、この場所が北米の中で一番最初にヨーロッパ人の入植地(開拓の為に移住した地のこと)となった場所だろうとのことです。
はっきりと見つかり発掘作業が行われたのは結構最近で、1960年にヘルゲ・イングスタッド(ノルウェー探検家)とその妻アン・スティーン・イングスタッド(考古学者)が、7年間にも及ぶ発掘調査を実施。その結果、10世紀ごろのグリーンランドとアイスランドの遺跡と類似点が多くあったため、ノース人が起源であると判断されたそうです。
残っている記録によると、ビャルニ・ヘルヨルフソン(アイスランドからグリーンランドにいる父親に会いに行くところだった)が発見し、レイフ・エリクソン(ヴイキング)に伝えて彼は出発。結局、その後トルフィン・カールセフニという全然別の人が入植を試みたと言うことです。
冒険家たちはすごいな~
ところで、ヴァイキングと海賊とパイレーツって何が違うの?と思ったので調べてみました。
ヴァイキング=海賊だと思っていたのですが、ヴァイキングとは「スカンジナビア沿岸地域に住んでいた人たち」を指す言葉だそうで、なかにはその辺の船を襲うことを生業としていた人たちもいたそうなのですが、ヴァイキング=海賊集団・・・というわけではないようですね。
一方、海賊とパイレーツは同じ意味で、日本語か英語かの違いだけでしたね。
ちなみに、食べ放題の「バイキング」は和製英語ですが、元々は帝国ホテルにある「インペリアルバイキング」という名前のレストランから来た言葉です。
というのも、当時の支配人が、スウェーデンのコペンハーゲンへ行った際に、スモーガスボード(スウェーデンの料理で、肉・魚・野菜などの各種料理を食卓に並べ自由に取り分けて食べるもの)というものを知り、日本に持ち込むことにしたんだそう。
その時に、レストランの窓から見えたホテルの名前が「バイキング」で、かつ当時上映されていたバイキング映画の中でも、海賊たちが豪快に好きに食べている姿を見て、最終的に、レストランの名前をそう名付けたと言うことです。
最近ではおしゃれに「ビュッフェ」と呼ばれていますが、これも日本での使われ方と海外での使われ方には違いがあるので、和製英語っちゃ和製なのかな。