【世界遺産検定】世界遺産基礎知識
ーーー前置きーーー
現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。
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このページはただのアウトプットなので面白くないかも。
■世界遺産登録の基本条件
ユネスコ自体の加盟国である必要はないよ!
②遺産があらかじめ各国の暫定リストに記載されていること
暫定リストも提出が必要
③遺産を保有している国自身からの推薦であること
他の国が推薦することはできないよ。例外は「エルサレムの旧市街とその城壁群」のみ
④遺産が不動産であること
土地や建物などの不動産じゃなきゃだめ
⑤遺産が保有国の法律などで保護されていること
そもそも「遺産を保護保全する義務と責任は遺産保有国にある」としているので、まずは自分たちでできる限り守ってなきゃだめ
これらの条件を兼ね備えたうえで、【顕著な普遍的価値】があり【真正性】や【完全性】が明らかで、さらに!【世界遺産条約履行のための作業指針で定められた10項目の登録基準】に1つでも当てはまること・・・
これでやっと登録されるか否か審議してもらえる。
■10項目の登録基準
先ほど出てきた登録基準は以下。これ覚えるの1番時間かかった・・・
ちなみに
(i)~(vi)のどれかを満たすものが文化遺産
(vii)~(v)のどれかを満たすものが自然遺産
両方にまたがっているものは複合遺産となります。
■世界遺産登録の流れ
①各国の政府が暫定リストを作成
②その中から今年提出するものを選ぶ(1年に文化遺産、自然遺産どちらか1つだけ)
③毎年2月1日までに世界遺産センターへ提出
④文化遺産ならIUCNが自然遺産ならICOMOSが調査
⑤世界遺産センターはその結果によって提出された翌年の6月~7月に開かれる世界遺産委員会で、【登録】【情報紹介】【登録延期】【不登録】の4段階で決議する
提出から約1年半かかる。結構長い道のりですな。
しかも、前までは何件でも提出してOKだったのに、そのうち1年で自然遺産と文化遺産1件ずつしかダメになって、2020年にはどちらか1件しか出せなくなってしまった。
そのため、2020年に日本から【奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島】が自然遺産として、【北海道・北東北の縄文遺跡群】を文化遺産として出したかったのだが、2020年に提出したのは、自然遺産のほうだけにしたのです。そして、文化遺産のほうは2021年の分として提出。
え?2020年に自然遺産増えたっけ?と思うかもしれませんが、実は、新型コロナウイルスのせいで2020年の世界遺産委員会(中国福建省予定)は延期・・・
2021年の6月~7月で、同じく中国福建省で開催されることが決まりました。
そこで、日本からはこの2件とも審議してもらえることになったので、登録されれば2件同時に世界遺産登録されますね。
そうすると、日本には25件の遺産(自然遺産5件、文化遺産20件)があることとなります。