【世界遺産検定】平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群
ーーー前置きーーー
現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。
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■平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(日本・岩手)
文化遺産、登録基準 (2)(6)、登録年 2011年
日本の遺産の何が難しいってね、漢字。
読めないの!嫌がらせか!!!ってくらい読めない。
気を取り直して、こちらの遺産は以下の5つの遺産で構成されています。
・中尊寺(ちゅうそんじ)ー藤原清衡(ふじわらのきよひら)が再興
・毛越寺(もうつうじ)ー藤原基衡(ふじわらのもとひら)が再興
・観自在王院跡(かんじざいおういんあと)ー基衡の妻が建立
・無量光院跡(むりょうこういんあと)ー藤原秀衡(ふじわらのひでひら)が造営
・金鶏山(きんけいさん)
どうやって覚えたかって?怒らないでね。
父キヨは中年太りに悩み、息子モトはハゲに悩んでいた・・・って覚えたよ。
さてさて、そもそもこの場所はこの地の豪族だった奥州藤原氏ゆかりの遺産だそうで、藤原家「建ててねぇんかい!」って感じなんですけどね。
このころ、11世紀から12世紀は日本の各地が、貴族政治から武家政治にかわる節目だったそうな。で、この奥州(現在の岩手県奥州市)では、金がいっぱいとれたのでその力で、軍事に頼らない平和的な政治をこの土地に作ろうとしたのが、藤原清衡氏!
この東北の街に『極楽浄土』を作ろうとして、実現しちゃったんだからすごいよね~
今の岩手を見ても、京都と肩を並べるほどの都市だったとは考えられませんが…(岩手を馬鹿にしているわけじゃないからね!)
ここの遺産は、8~12世紀に日本に広まった仏教の浄土思想の宇宙観に基づいているのです。「仏教の浄土思想の宇宙観」ってなんやねんって感じなので、調べたところ…「成仏しよう!」ってことのようですね。
浄土思想とは「阿弥陀仏の極楽浄土に往生し成仏することを説く教え」で、まあ仏教の教えの一つで輪廻転生ではなく、死んだら仏国土(ぶっこくど)へ成仏することを話てることですね。ちょっと違ってたら教えてください。わかりやすくね。
この地に、独自の浄土庭園を造ったらしいです。
更に、11世紀頃は日本各地で戦いが起きていたのだけど、心の広い平和主義者な藤原清衡は「敵も味方も関係なく、戦いで命を失った人々の魂が浄土へ導かれ成仏できますように!」という祈りを込めて、中尊寺金色堂を建立したとか(中尊寺は再興、そこに金色堂をつくった)
すごい良い人じゃない?彼。
ここまで書いてて思った。
漢字が読めなくて頭に入ってこない&日本史に興味が無さ過ぎて頭に入ってこない。