【世界遺産検定】厳島神社
ーーー前置きーーー
現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。
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■厳島神社(日本・広島)
文化遺産、登録基準 (1)(2)(4)(6)、登録年 1996年
厳島神社(いつくしまじんじゃ)は名前からして、もう素敵ですね。島に降り立った時は、鈍感すぎてちょっと何も感じなかったのですが、本殿側から大鳥居をパーーーっと見た時に「こりゃすごいわ」と口に出ました。
さて、この厳島神社ですが、建っているのは瀬戸内海に浮かぶ、厳島(宮島)です。ここには、弥山(みせん)という山がありこの山を含む島全体が『神の宿る島』として信仰対象となっています。ここは、『宗像三女神(むなかたさんじょしん)』を祀っています。
<宗像三女神>※天照大御神(あまてらすおおみかみ)が生み出す
・田心姫命(たごりひめのみこと)
・湍津姫命(たきつひめのみこと)
・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
※覚え方はTTI姉妹(笑) ゴメンナサイ
世界遺産に登録されているのは、
・本社本殿(寝殿造り、何度も天災や火災などに見舞われている)
・能舞台(重要な儀式の場で、足拍子が響くよう床は一枚板)
・大鳥居(クスノキを用いた鳥居、現在工事中)
・客神社(本殿と両流造りでつながっている)
・弥山(原始林は1929年天然記念物指定、1957年特別保護区指定)
これらの建造物は、593年ごろから始まり今の状態になったのは平安時代後期の1168年頃であるとされています。また、【平清盛】は敬虔な信者だったとのことで、彼により社殿が整えられたり、厳島神社を平家一門の守護神として位置づけたりしました。
その後も、幾度なく天災や火災、風水害にあいますが、そのたびに権力者の援助で再興されました。明治維新後は、政府管轄で保護・修繕されてきています。そのくらい、大切にされてきた対象で場所なんですね。
宮島のシンボルである大鳥居は、4本の控え柱で支える両部鳥居で、これは1537年の再建時にこれ以上崩壊しないようにと、添えられたそうです。