ダイビング記録
【熱海202308】
<エントリー前>
ダイビングショップCさんの方々、陸からビギナーさんたちを連れていることがわかっていた。レンタル器材だったし、セッティングも細かく教えていたから、アドバンス取ったばかりか、アドバンス講習中だったか、ブランクダイバーだったか(゜゜)
そして、ダイビングショップCさんのイントラさんが2年目だと言うことをガイドは知っていた。よって、何かあったらサポートしようと常に見守っていた。
1本目、先に行ってもらったのは帰りの時間を合わせるため。エントリーに彼女たちのが時間がかかると思ったからかな?(逆だと上がって来る時間がズレる、又は彼女たちのダイブタイムが短くなる)
→ まず、しっかりとした信頼関係(ダイビングの事含め)が作れていない状態での開催なんだろうなという事が見てとれたのもあり、あーゆーボートではシーマンシップが大事、全員で安全に。だから個人的には総安全管理を俺がしないとなーと思った、おこがましいけどね。ってのもあるしウチのチームのレベルの高さもあり。
<エントリー後>
◆1本目◆
彼女たちを焦らせないように、プレッシャーをかけない程度でジリジリ潜行。もっとゆっくり行っても良かったかもしれないけど、水面は流れていたし、先頭とのダイブタイムに時差があるのもよろしくない。船長さんの時間もある。それでも予想より彼女たちは時間がかかっていた。更に、この辺りで一人の方がマスククリアが必要な状態になってしまい、ダイビングショップCさんのイントラが私たちを気にして「抜かしてくれ」と決断をした。
そこであなたは、「と言ってもちょっとストップ」と私たちに指示を出した上で、イントラ同士で意思疎通を取って、私たちにGOサインを出した。ある程度のところで、私たちに待機を指示して、ダイビングショップCさんの様子を見に行った(?)大丈夫だと判断し、沈船ダイビング開始。
ここで、気になったのはダイビングショップCさんのイントラさんが最初に私に対して「先に行ってください」と指示をしたこと。私が彼女だったら、ガイドに最初に言うと思った。なぜなら、ガイド&責任者はあなただから、あなたの指示なしに、私たちは勝手に動かない(あなたに言った後に、私へ言ったのだったら申し訳ない)
→ お先にどうぞの件についても見解の通り、焦ってたんだろね。俺は上からゆっくりでいいよーのシグナルを送り続けていたけど見ておらず、リーダー自身のストレスも少し高かったと思う。でもま、しょうがない全然あるある。
結果、私は「先に行っていいのか?」とあなたを見たわけだ。ちょっと流れてたし、初沈船のゲストもいた。その状況で、ロープを離して抜かすこともちょっとリスクがあると思った。イントラさんもちょっと焦っていたのではないかと感じた瞬間でした。それとも、他チームのゲストへ直接「お先にどうぞ」と言うことは、よくあることなのかな?
→
先にいってもらった狙いもその通りです。
ただ、思ったよりエントリーに時間はかかってたね、少しストレスが見受けられていた1人が案の定浮上。ここで残りの3人を残してリーダーの子がケアに行ったため、水面で
水中の子達俺が見とくよーと伝えました。コントロールも出来るようにと、ウチのチームに皺寄せが来すぎても意味がないので追い越しを判断。案の定リーダーの指示を受けていない彼女達は追い越したイワキさんを追いかけてロープを降りようとしていたのでストップをかけて少し待っててねと伝えました。
もちろんウチのチームへの信頼があったのが大きいけど、両チームの様子が確認できる位置で水面にいるリーダー宛にライトで丸をつくりつつゆっくり降りて行ったかんじ。
なんにせよ
いや、ガイドから言われてねーし。が出来る事を誇りに思います。
◆2本目◆
2本目、先に私たちが入ったのは・・・なぜでしょう。
・ダイビングショップCさんたちも2本目だから、1本目より難航しないだろうと踏んだ
・私が見ていなかっただけで、ダイビングショップCイントラさんとガイドのあなた間で決めた
・あなたが私たちに配慮してくれたから
・私たちが先に行くことで、あちらのゲストに気を使わせないようにした
・逆に「準備遅いよ!行っちゃうよ!頑張れよ!」の若干の圧をかけた
考えられたのは、こんな選択肢なんだけど、振り返ってもわかりませんでした。私が今日のあなたの立場だったら、先に行くか1本目と同じく後から行くか・・・判断材料がわからないです。
2本目の順番を変えた要素は、一本目のあのチームの水中の様子を見て決めた感じ。水中でのスキルレベルにさほど問題はなく、慣れれば大丈夫だなと判断した事。その上であのチームにプレスにならないようエントリーしてもらうため。さらにはあのチーム女性構成のわりにみんなエアが早く船上でみたら大半が40くらい。一本目の時間が合ったのでこれは先に行っても時間のスケジュールは合うなと思った事。かつ船首のコースどりはさすがに譲らず自分のガイド演出を優先したかった事もあり先行しました!
様々な判断がありますが、とにかくその日海にいる人が全員安全に、全員楽しく。ただ天秤はmyゲスト。そのバランスを常に取るために自身の勉強、練習、気配り目配りを絶やさず。
ダイビング記録
【雲見202309】
洞窟でのすれ違い時には、壁によって前からくるチームを先に行ってもらった(同時にこちらも少しずつ進む)相手チームのがチームレベルが低かったので、広いところを通ってもらえるよう、余裕をもってよけた。私の前に居た全員が、自主的に一列になり壁によったのが素晴らしかったと思う。
視野の狭さについて。Jは左側が見えていない傾向にあるため、よく右側から来る。Fは上が見えていないため、下から現れることが多い。Nは下が見えていないので、上からぬっと現れることが多い。これは、以前よりマシになってきたが、なかなか難しい。順番に行くべきところがわからず、他の人と同じタイミングで狭いところへ入ろうとする。どうしたら視野が広くなるのか?シンプルに前へ泳いでいる時以外は、前後左右を確認してから次の動作に入るようにするとか?マスクで視界は狭いのだが、だからこそ首をぐるぐる動かして、あっちこっちを見ないといけない。
特に、視野が狭いJとNは、よくサンゴや岩、人を蹴っ飛ばしている。が、本人たちは気が付いていない。フィン先に何かが当たったら気が付きそうだが、気が付かない。なぜか?ストラップフィンだからというわけでもない。Jはフルフット。体の幅がわかっていないのか?
よく人に蹴られているOは、毎回アシスタントのMにも蹴られる。トラブル時に焦って駆け付ける際に、踏まれたり蹴られたりしているので、これはMが100%注意不足である。落ち着いているOだから対処できているが、そうでないゲストの場合は、更にトラブルを引き起こしかねない。そして、Mは蹴ったことに気が付いていない。アクションを起こす前に、360度確認する癖をつけたい(自分も同じ)
どこからどこまでが見えているのか、無駄のない動きをしたい。マスクの視野の幅を覚えて、死角がないようにしたいと思う。どこまでマスクで見えているのか、今度水中で実験してみよう。リールを使えばできるかな。
インフレーターを使って浮上する方法は難しかった。使い方がわからず苦戦。最初に教えて欲しかった。ちょっとずつ入れていくのかと思ったが、実際は吸気と排気を繰り返すとのこと。考えればわかるね。
吸気→息を吐く→浮いてBC内の空気膨張→排気→息を吸う・・・これを繰り返すそうだ。なかなか難しかったが、またチャレンジしてみたいと思う。ただ、1回目に失敗して上がりすぎた原因は、Jが同じタイミングで横で浮上したからである。ちょっと待っててほしかった。が、周りが見えていない以上は仕方がないから、私がJを見て先に行ってもらえばよかったと思う。
ダイビング記録
【田子202309】
激流かもしれないとのことで挑んだ。船をブイに対して風上に停留。表層が流れていたので、エントリー後、流されるようにブイへ行きそのまま一気に潜行。先頭の私がのんびりしていたら、後ろから来るチームメンバーが危険にさらされるため急いで潜行する。私の後ろにN、その後ろにO、最後にM。
アンカリングされている根の上に降り立ち、全員でがっちりホールド。私は、潮がかからない場所を探し発見。一番潮が当たるところにいたNを心配していたが、呼び寄せて良いのか迷う。Oは、ロープをしっかりつかんで足で固定もしていたので、下手に動くよりそのままが良いと判断。Nに関しては、潮が当たっていることが分かっていたが、当たらない場所へ移動するのが大変だったか、どうしたいか不明だったのだと思う。私が居た岸壁へ呼び寄せようかと思ったが、万が一飛ばされた場合に、私の力と体格では大人の男性Nを助けられる自信がなかったため迷う。
アシスタントのMも移動を促すわけではなく、Nをホールドしていると判断していたため、そのまま待つ。そうこうしていたら、トラブル対処していたガイドが潜行して来たので動かず待った。どうすべきだったのか?Nを呼び寄せて、壁際に移動してもらうべきだったか?それとも、私も根の上に行き、Nをホールドするべきだったのか。それとも、アシスタントがいるので、私は自分の安全だけをとりあえずは考えていてOKだったのか。
バディシステムが成立していなかったJとF。二人はバディだったはずなのに早々に離れた位置にいた。緊急時のバディだと把握していた可能性もあり。
レベルを分けるなら
①私 ②O ③F ④J ⑤N
バディを分けるなら①②⑤、③④が妥当だろう
しかし、私は自分のダイビングの経験値が少なすぎて自信がない。しっかりと一回一回学ばなければいけない。一挙一動を逃さずに、見続けて背中を見て学び、質問をして学ぶ。
ガイドが私を呼んで振り返るように言った。その光景が目に焼き付いて離れない。みんながスローモーション映像に見えた。ガイドにとっては見慣れている景色だろうに、毎回感動するから毎回人に見せてあげるのだろう。それが、すごいと思う。
何回も何回も見ているはずなのに、第一回目の人と同じような気持ちで感動できるのがすごい。それだけ、大好きなのか、みんなが感動するから、きっとあなたも感動するでしょう?ってことなのか。私は、3回目くらいの訪問で滝に飽きたのに。
フロートあげもしたが、フロートあげの場所の景色がわかってきたので言われる前に準備ができた。時間的にも40分ほどだったので、そろそろ合図が出るとわかった。ただ、全員一斉にやるから、ちゃんと見ていてくれたかわからない。
深度6mくらいのところでのフロートあげは難しい。すぐに上がってしまう。ガイドも1-2m上がっていた。あれは狙ったのだろうけれども。
今回は、ちょっと上がっていたことと、カッコよく上げることを言われた。前回と一緒である。あおむけでのフロートあげをしたいけど、あおむけになるのが怖い。あおむけで泳ぎ続けていられるガイドがすごいと思う。バックフロートだからか?
エキジット後の船の座る場所について。船に上がった後、ラダーと逆のふちに座った方が良いと思った。下に人がいるのに、Oが一瞬後ろによたついたので危ないと思った。私の2人前にあがったJがラダーのすぐ隣に座って、タンクが真上にあり怖かった。
アシスタントは、トンネルやってもらえてなかったから、ゲストで良かったってちょっと思った。
【世界遺産検定】私の勉強方法
世界遺産検定の内容と勉強方法をメモ書き残します!
いちいち紙とペンを出して、回答をチェックするのも面倒なので、過去問には直接蛍光ペンで回答チェックを先に入れて、赤シートで隠しながらやっています。
※全て、公式テキストと公式問題集を使用しています。リンクの物は、2021年3月15日発売の最新版です。
<4級>
出題範囲:日本の全遺産+世界の有名な遺産32件
教科書:1回も読まず
過去問:4試験分、各3回くらいやった
期間:2週間くらい
合否:満点で1発合格
<3級>
出題範囲:日本の全遺産+世界の代表的な遺産100件
教科書:パラパラ程度。過去問でわからないところ見る感じ
過去問:4試験分、各5回くらいやった
期間:1か月くらい
合否:95%正解で1発合格
<2級>
出題範囲:日本の全遺産+世界の代表的な遺産300件
教科書:1回サラッと読んで、2回目しっかり読んだ
過去問:4試験分、各10回くらいやった
追加:このブログに書き込んでアウトプットまとめ
更に追加:適当に2級用のアプリやりました
期間:3か月くらい
合否:未発表、ギリいけるかな…?ってくらい
<1級>
出題範囲:全部
※まだ受けていません
成功体験を積みたかったので、4級からやりましたが3級や2級からでも、歴史に強い方ならいけると思います!1級は2級を持っていないと受けられないのですが、2級までなら受験資格は特にないのでね。
それにしても、2級の勉強をして、やっと歴史と遺産の面白さに気が付いた感じです。こことここって繋がってるんだ!?とか、この時代って、この国ではこうだけど、こっちの国ではまだこの生活スタイルなの!?とか。
10世紀とか11世紀とか簡単に書いてあるけど、よく考えたら100年違うんだよね・・・とか。
何気なく名前だけ知っていた場所や人物、出来事も背景や他とのつながりを知ると、一層面白くなっていきます。勉強慣れてる人には当たり前かもしれませんが、インプットだけではなく、アウトプット(今回は私はここのブログに書いた)をすることで、ぐんぐん頭に入っていきます。
検定関係なく、日本の遺産にも興味が出てきたので、引き続きここで書いていきたいと思います。
【世界遺産検定】2021年3月14日43回の2級試験内容
本日の第43回世界遺産検定2級のCBT試験問題覚え書き・・・
今回のやつは、3月15日発売の『世界遺産検定2級』過去問集には載っていないので。
- 正しいのはどれか(ICOMOSはヴェネツィア憲章の後にできた)
- 世界遺産条約で正しいのはどれか(世界遺産を保護保全する義務や責任は~)
- ヌビアの救済キャンペーンに関係するでダムの名前(アスワン・ハイ・ダム)
- 作業指針の正式名称(世界遺産条約履行のための作業指針)
- Ⅳの登録基準は何か(建築技術や科学技術の発展を証明する遺産)
- Ⅳが認められていない遺産をもとめよ(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産)
- トランスバウンダリーサイトとは何か(国境を超えて登録されている遺産)
- 人間と生物圏計画・MAB計画について(核心地域・緩衝地域・移行地域)
- 危機遺産リストに登録されず抹消された遺産(アラビアオリックスの保護地域)
- 危機遺産で正しいのはどれか(シリア・アラブ共和国はすべてが危機遺産)
- 無形文化遺産に含まれないのはどれか(山本作兵衛 炭坑記録画)
- 文化的景観のカテゴリーは何か(意匠・有機的・関連)
- 藤原基衡が再興したのは何か(毛越寺)
- 富岡製糸場:清温育に関係する遺産はどれか(高山社跡)
- ル・コルビジェ独自の寸法は何か(モデュロール)
- 富士山で噴火を鎮めるために建てたのは(浅間神社)
- 白川郷五箇山で間違えているのは(家の中の中心部は吹き抜けになっている)
- 京都の文化財で正しい件数(京都市14件、宇治市2件、佐賀県1件)
- 奈良の遺産で含まれているのは何か(春日山原始林)
- 法隆寺の阿形と吽形はどこにあるか(法隆寺中門の左右)
- 天皇や貴族による熊野詣が行われていたのはいつか(平安時代)
- 息子とその妻が日の丸を住居とした姫路城の城主は誰か(池田輝政)
- 百舌鳥古墳について正しいものは(前方後円墳だけではなく様々な形がある)
- 朝鮮半島から伝わった石見銀山の技術は(灰吹法)
- 厳島神社の本殿のつくりは何か(寝殿造り)
- 宗像沖ノ島で正しいのはどれか(新原・奴山古墳群)
- 石見銀山で登録されているもので正しいのは(沖泊)
- 明治日本の産業革命遺産はどこの推薦か(内閣官房の推薦)
- 白神山地ができたのは(隆起)
- オガサワラオオコウモリとは何か(小笠原諸島にすむ唯一の固有種哺乳類)
- 屋久島で正しいのはどれか(亜熱帯から亜寒帯まで植生が移り変わる)
- 奄美大島はどこの県か(鹿児島)
- 出来事の中で一番最初は何か(イエローストーン国立公園)
- ゴレ島の説明が英語で出題
- リガの歴史地区で富裕層が建てた様式は(ユーゲントシュティール様式)
- オペラハウスを建築したのは誰か(ヨーン・ウォツォン)
- サンディエゴ・デ・コンポステーラの場所(地図で示す)
- ストゥーパ、アショーカ王、トラナと言えば(サーンチーの仏教遺跡)
- ローマの歴史地区に含まれる遺産は(サンパオロ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂)
- フエの歴史的建造物群の建築方式(ヴォーバン式)
- ルネサンス様式の説明(古代ギリシャやローマをモチーフにしている)
- 他のマヤ文明よりマヤ文字の量が多い、祭壇Qと言えば(コパンのマヤ遺跡)
- ナミブ砂漠の特徴(霧が貴重な水資源となっている)
- 九塞溝な何が侵食してできた渓谷か(カルスト台地)
- ロス・グラシアレス国立公園の特徴(ウプサラ氷河)
- W-アリル-ペンジャーリ国立公園がカバーしている場所(スーダンサヘルサバナ)
- フィンボス、植物のホットスポットと言えば(ケープ植物区保護地域群)
- ネムルト・ダーの巨大墳墓はどこの国にあるか(トルコ共和国)
- パルティア王国、ISと言えば(円形都市ハトラ)
- ガランバ国立公園で個体数が激減しているのは(キタシロサイ)
- 2020年に世界遺産委員会が開催される予定だった国は(中国)
- ドーセット及び東デヴォン海岸で見つかった化石は(イクチオサウルス)
残りの8問は思い出せません!
なんじゃこりゃ・・・記憶の片隅にもないんですけど・・・
みたいなのが結構ありました。日本の遺産もすべてが1問ずつ出るかと思いきや、出ないのもあったし。また、オリンピックとかコロナ関係的な時事問題や、テキストの表紙も出るかと思ったけど出なかった~。
そして、CBTは受ける場所が自由で良いけど、問題用紙を持って帰れないのはつらい!見直しもできないし回答出されても覚えてないよ。
とりあえず、2級はこれまでと全然違いました。これまでは、過去問の中から結構出てたけど、今回は全くかすってもいない問題が多かった。(言うても、2020年の過去問は販売されてなかったので、誰も持ってないんですけどね)
【世界遺産検定】百舌鳥・古市古墳群
ーーー前置きーーー
現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。
ーーーーーーーーー
■百舌鳥・古市古墳群(日本・大阪)
文化遺産、登録基準 (3)(4)、登録年 2019年
大阪府南部の堺市、羽曳野市、藤井寺市の3市にまたがる古墳群で、4世紀後半から5世紀後半に作られたとされています。それら45件49基が世界遺産登録の対象となっています。古墳は、古代日本列島の王たちの墓ですので管轄は官庁です。
<古墳のかたち>
前方後円墳、帆立貝形墳、円墳、方墳という4つの標準化された形があります。最大の古墳は、前方後円墳の大仙古墳(仁徳天皇陵)で、それ以外の古墳も20m~500mサイズとかなり多様です。
<そもそも古墳とは>
古墳は簡単に言うと墓ですね。エジプトはピラミッド、中国は秦の始皇帝陵、日本は古墳・・・王の権力を示すためと、死者が神になってこの地を見守ると考えられていたためだという説があります。世界中のこういった墓でも同じことが起きていましたが、日本でも垂仁天皇の時代(270年〜330年頃)まで、偉い人が亡くなると使える人たちが何人も一緒に生き埋めにされていたそうです。
それを見かねた救世主ヒーローの野見宿禰(のみのすくね、相撲取り?)が、「死ぬの寂しいのわかるけど、生きている人間埋めるのはちょっと・・・その代わりに埴輪(はにわ)を埋めたらどうかな?」と、垂仁天皇に直談判。「確かにね~いいかも!」と受け入れられて、生贄ではなく埴輪が古墳に置かれるようになったそうですよ。ヒーローすごいね!!!
<古墳の終わり>
6世紀半ばには、薄葬令が出され身分による墓のサイズを変えるのを禁止したそうな。まあ、大きい古墳には1000人以上の人たちが駆り出されて、働かされてたらしいし土地もなくなっていくから仕方ないわな。更に、その後、仏教が入ってきてからは火葬が主流になったので古墳の文化は終わりを迎えました。
正直、古墳に全然心は惹かれないが、世界中で王様のお墓が世界遺産登録されているところをみると、やはり歴史的に相当価値があるんでしょうね。当時の最新で最高な技術が使われている場合が多いですし、様々な身分の制度も明らかに・・・その時「良い!」とされていたコトやモノが明確に残っているのが、最も権力を持っていた王様たち一族のお墓なんでしょうね。