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【世界遺産検定】ガラパゴス諸島

ーーー前置きーーー

現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。

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ガラパゴス諸島エクアドル

 自然遺産、登録基準 (7)(8)(9)(10)、登録年1978年(世界最初の世界遺産の1つ)

 

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ガラパゴス諸島(大小19の島々と岩礁)を「ここはすごい場所だ!!」と言って有名にしたのはダーウィンです。

ダーウィンと言う名の人物は有名ですね。でも一体何の方なのかいまいち知りませんでした。なんとなく、冒険家?探検家?的な・・・?と思っていましたが、本名「チャールズ・ロバート・ダーウィン(1809/2/12-1882/4/19)」は、自然科学者であり生物学者であり地質学者やらなんやらでもあるすごいお方。

彼は植物が好きだったのだが、父親には「牧師になれ」と言われていて、その道へ進むことを決めていました。しかし、大学を卒業後、イギリス海軍の船(ビーグル号)に乗って旅に出たのが運命のいたずら…今では考えられませんが、この時代の旅は年単位(笑)この時も、1831年に家を出発したダーウィンが最終的にガラパゴス諸島に到着するまでに、なんと約4年間かかりました。

ダーウィンが到着した、ガラパゴス諸島にはゾウガメやウミイグアナ、そしてフィンチ(鳥)などの生物を観察。同じ種でも島ごとに進化していたり、異なる特徴を持っていたりすることから「進化論」「種の起源」の着想を得たそうです。ちなみに、ダーウィンが色々発見して発表するまでは『生きとし生けるものは全て神が創造した』と思っていたらしいですよ。

この島に生息する、植物の35%、繁殖鳥類の50%、爬虫類のほぼすべてが、固有種であるとされています。すごい場所ですね。なかでも、スズメ科の小鳥であるフィンチで、ガラパゴス諸島にのみ生息するものは「ダーウィン・フィンチ」と呼ばれています。

こんなにすごい場所なのに、1990年代以降に政府が観光地化してしまい、人口が急増。これにより、環境汚染や撹乱、外来生物の繁殖、密漁など多くの問題が・・・世界遺産としての自覚と対策が足りないと言うことで、2007年6月に危機遺産リストに登録されてしまいました。しかし、その後、危機遺産から脱却するために様々な取り組みをした結果、2010年には危機遺産リストから無事外れることができました。

 

ところで、世界遺産には関係ありませんが、フロレアナ島にはポスト・オフィス湾という場所があって、ボロボロのポストがぽつんと設置されています。もちろん、郵便局員が集荷に来たりしません。ここはかつて船乗りたちが、手紙を投函し、それをまた別の船が通りがかりに自国分を回収して代わりに国に帰って出してくれる・・・そんな習慣があったとか。今でも、観光客は自分の手紙を投函したら、代わりに自国宛の手紙を投函した枚数持ち帰って、切手を貼って出すそうです。

私もやってみたいな。何年後に同じ日本人が見つけてくれるだろうか・・・