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【世界遺産検定】屋久島

ーーー前置きーーー

現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。

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屋久島(日本・鹿児島)

自然遺産、登録基準 (7)(9)、登録年 1993年

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屋久島は、日本で最初に登録された世界遺産の1つです。みんなが知っている屋久島。

屋久島は、花こう岩(かこうがん)が隆起してできた島で、東京23区と同じくらいの広さの島に、標高1,000mを超える山が連なっています。

そのため「洋上のアルプス」とも言われるほどの特徴的な地形で、海からの湿った風が山にあたって大量の雨を降らせるのですね。このように、多雨地域であることに加えて、温暖湿潤な気候の屋久島では、海から山頂にかけて標高があがる毎に亜熱帯から亜寒帯まで植生が変わる【垂直分布】を見ることができます。

固有な植物としてはスギで、樹齢1,000年を超える屋久島固有のスギだけを【屋久杉】と呼ぶそうです。屋久杉って1本でかいのがボーン!って生えてるのかと思ってました・・・(笑)間違いじゃないけど、1本だけかと思っていました。

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花こう岩からなる地面では、栄養がそんなにないので、スギはゆっくりゆっくりと成長し、目が詰まって樹脂を多く蓄えます。この樹脂には、防菌・抗菌・防虫作用があるので、湿度の高い環境でも屋久杉は腐ることなく長い樹齢を保つことができるんですって。しかも、この屋久杉が作り出す森林景観も評価されていて、日本の自然遺産で唯一【登録基準7(自然美)】が認められています。

屋久島には、ヤクザルやヤクシカなどの固有亜種動物たちもいます。これは、元々屋久島が九州と陸続きだったころに、ニホンザルニホンジカなどの動物が屋久島側にも住んでいたことが理由です。1万5,000年ほど前に氷河期が終わり、海面が上昇したため屋久島側に取り残された動物たちが独自の進化を遂げて、今のヤクザルやヤクシカと呼ばれているのだと考えられています。

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っておいおい

サルやシカって氷河期超えたんだ・・・すご・・・人間もだけどさ。