【世界遺産検定】姫路城
ーーー前置きーーー
現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。
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■姫路城(日本・兵庫)
文化遺産、登録基準 (1)(4)、登録年 1993年
姫路城は、日本に残る城の中でも木造城郭建築の最高傑作とされています。
<持ち主/関係者>
赤松則村(あかまつのりむら)が砦を作って
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羽柴秀吉(はしばひでよし)が拠点にして
↓
池田輝政(いけだてるまさ)がそのあと城主となって
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本田忠政(ほんだただまさ)が最後に城主となった
覚え方「え!赤羽に池があるの?本当だ!」(笑)
姫路城は、白漆喰(しろしっくい)の総塗籠(そうぬりごめ)の外壁で、その優美な姿から【白鷺城】とも呼ばれています。もちろんそれだけではなく、かなり巧妙で実用的に作られている城でもあります。
・らせん状に構築された複雑で巧妙な縄張り
・自然丘の地形を生かした曲輪(くるわ)や堀
・数多く配置されたやぐらや門
・内部から弓や鉄砲を撃ちかけられる狭間(さま)
・石や熱湯を浴びせかける石落としなどの仕掛け
これらによる高い防御能力を兼ね備えている城でもあるのです!すごい!
更に、1615年の一国一城令(一国に大名が居住あるいは政庁とする一つの城を残して、その他の城はすべて廃城にしなさいというもの)、明治維新の廃城令、第二次世界大戦の戦火・・・これらすべてを免れた姫路城は、江戸時代初期の姿をそのまま残してあるのです。
2009年~2015年にかけて屋根瓦や漆喰壁の保存修理が行われましたが、修復を行いながら「真正性」を保ったため、かなり高い評価を得ています。
※真正性とは、材料・構造・工法など修繕する時もできる限り当時のものや方法を使うのが望ましいとされる概念