【世界遺産検定】アンコールの遺跡群
ーーー前置きーーー
現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。
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■アンコールの遺跡群
文化遺産、登録基準 (1)(2)(3)(4)、登録年 1992年
カンボジア北部にある有名な世界遺産と言えば、アンコール遺跡ですね。私も、行きましたが、クメール人が作った石の持つ強い威力に圧倒されました。有名なのはトウモロコシヘッドの『アンコール・ワット』ですがこれは本殿の名前で、アンコール遺跡群には他にも『アンコールトム』や『プノンバケン』など30か所を超える遺跡(細かくは600を超える)すべてが登録されています。
アンコールワットの中には、ヒンドゥー教の天地創世神話である【乳海攪拌(にゅうかいかくはん)】の場面が描かれています。この物語は、世界が水から生まれるという考え方らしいですよ。興味がある方はこちらへどうぞ。
アンコールワット~乳海攪拌ってどんな物語? | ピースインツアー [ベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマーへの海外旅行・スタディツアー]
1990年代、カンボジアでの内戦が終わり、戦争により破壊されたアンコール遺跡群を日本をはじめ多くの国が修復しました。なかでも、日本の中川武氏(早稲田大学名誉教授)は、「日本に石造りの建造物がなおせるのか?」と馬鹿にされたにもかかわらず、真正性を保つため、コンクリートは使わずに本来の技術や材料をできる限り使い、修復したことで高い評価を受けました。ちなみに議長国のフランスをはじめ他の国は、安いし簡単だからという理由でコンクリート使いました。フランスは、自分の国ではコンクリート使わないくせにね。やっぱ嫌いだわ。
アンコール遺跡群は、登録されてから2004年までは危機遺産に登録されていましたし、ずっと足を踏み入れることはできませんでしたが、今では素晴らしい遺産として活躍しています。石でできていて、階段は崩れやすいので注意して上ってくださいね。