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【世界遺産検定】百舌鳥・古市古墳群

ーーー前置きーーー

現在、世界遺産検定2級取得に向けて勉強中です。これまで、順調に4級、3級と一発合格してきましたので、2級も余裕だろうと思ったのですが、そんなわけにはいかなそうなのでアウトプットを兼ねてここで記事を書きます。自分が興味を持った遺産について書いていくので順番はバラバラです。

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■百舌鳥・古市古墳群(日本・大阪)

 文化遺産、登録基準 (3)(4)、登録年 2019年

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大阪府南部の堺市羽曳野市藤井寺市の3市にまたがる古墳群で、4世紀後半から5世紀後半に作られたとされています。それら45件49基が世界遺産登録の対象となっています。古墳は、古代日本列島の王たちの墓ですので管轄は官庁です。

 

<古墳のかたち>

前方後円墳、帆立貝形墳、円墳、方墳という4つの標準化された形があります。最大の古墳は、前方後円墳の大仙古墳(仁徳天皇陵)で、それ以外の古墳も20m~500mサイズとかなり多様です。

 

<そもそも古墳とは>

古墳は簡単に言うと墓ですね。エジプトはピラミッド、中国は秦の始皇帝陵、日本は古墳・・・王の権力を示すためと、死者が神になってこの地を見守ると考えられていたためだという説があります。世界中のこういった墓でも同じことが起きていましたが、日本でも垂仁天皇の時代(270年〜330年頃)まで、偉い人が亡くなると使える人たちが何人も一緒に生き埋めにされていたそうです。

それを見かねた救世主ヒーローの野見宿禰(のみのすくね、相撲取り?)が、「死ぬの寂しいのわかるけど、生きている人間埋めるのはちょっと・・・その代わりに埴輪(はにわ)を埋めたらどうかな?」と、垂仁天皇に直談判。「確かにね~いいかも!」と受け入れられて、生贄ではなく埴輪が古墳に置かれるようになったそうですよ。ヒーローすごいね!!!

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<古墳の終わり>

6世紀半ばには、薄葬令が出され身分による墓のサイズを変えるのを禁止したそうな。まあ、大きい古墳には1000人以上の人たちが駆り出されて、働かされてたらしいし土地もなくなっていくから仕方ないわな。更に、その後、仏教が入ってきてからは火葬が主流になったので古墳の文化は終わりを迎えました。

 

正直、古墳に全然心は惹かれないが、世界中で王様のお墓が世界遺産登録されているところをみると、やはり歴史的に相当価値があるんでしょうね。当時の最新で最高な技術が使われている場合が多いですし、様々な身分の制度も明らかに・・・その時「良い!」とされていたコトやモノが明確に残っているのが、最も権力を持っていた王様たち一族のお墓なんでしょうね。